銀歯はもう入れません

子供の頃、あるとき友達の口の中にいつも銀色のガムのようなものを咬んでいるのに気づいたのですが、次に会った時も、その次に会った時も同じガムを咬んでいるので不審に思ったことがありました。それが私が最初に銀歯に感じた違和感です。

今まで、歯医者をやってきて多くの患者さんに接してきましたが、銀歯を入れて欲しいという方は一人もいらっしゃいません。でも、それについてクレームを言う人があまりいないのも事実です。皆さんそういうものだと、思われているようです。

実際、当院で銀歯から白い硬質レジン(プラスティックとセラミックのハイブリッド)に入れ替えると、「白くできるんですね?」と多くの方が驚かれます。確かに10年くらい前までは、奥歯の虫歯には金属を詰めるのが最適だと考えられてきました。

しかし、歯と詰め物を着ける接着剤の技術が飛躍的に進歩し、硬質レジンの物性も向上したため、金属と遜色のない臨床成績が報告されるようになりました。さらにレジン充填は、治療が1回で済み、歯を削る量が少ない(M.I. ミニマムインターベンション 最小限の侵襲)といったメリットがあります。

しかし、レジン充填の術式は煩雑で高い技術が必要であり、健康保険制度の評価も低いために、多くの歯科医院ではいまだに金属が主流となっているのが現状です。私は10年以上前から、中等度までの虫歯であれば金属を使わずに硬質レジンで充填しいるため、今では平均して1本30分で確実な治療ができるようになりました。銀歯を詰めるのであれば、歯を削って型を取るのに1回、それから1週間仮の詰め物で我慢して鋳造して作られた銀歯を入れるのに1回の治療が必要です。

硬質レジン充填がいかに患者さんにとってメリットのある治療であるかお分かり頂けると思います。その証拠に、これまで説明なしに銀歯を外して虫歯を治した後に、「なんで銀歯じゃないんだ!!」なんて怒られたことは1度もありません。

まずは、お気軽にお口のお悩みをご相談ください。